これは、2007年3月にイーストウエスト日本語学校で行われたスピーチコンテスト午後の部の入賞作品です。
投稿者 李慶南(韓国)イーストウエスト日本語学校
2007年3月22日投稿
皆さん、食事はめしあがりましたか。今日、私は珍しくて特別なお菓子を紹介します。
これです。これはボンデギです。皆さん、どうですか。
これの材料は蚕のさなぎです。まずは蚕は何でしょうか。シルクの原料をつくる虫です。蚕はとてもきれいな虫です。昔、私は飼ったことがあるからよくしっています。
ボンデギはずっと前から韓国で食べてきました。肉が本当に高いとき、肉みたいに食べられました。今でも肌にいいし、子供のおお菓子にもいいからと、よく食べられています。私の元気の基です。
食べてみましょうか?ボンデギスパゲッティ、ボンデギごはん、そんなことはありません。一番簡単な料理です。きれいに洗って水に入れてゆでるのが全部で す。味はどうだと思いますか。食べたことがない人に味を説明することはとてもむずかしいですね。ボンデギの味は牛肉を干したものみたいだと思います。
いろいろ私たちの役に立ってくれるのに、ボンデギには悲しいことがあります。形です。こんなにいいことがあるのに、かわいくない形が悲しいです。それであまり人気がありません。
人間もおなじでしょう?
会ったばかりのときは、心より形が大切ですから、大勢が悲しんでいます。私たちはいろいろな国から日本へ来ました。顔も違うし、性格も違います。しかし みなさんはボンデギみたいに考えないで下さい。初めて人に会ったとき、ゆっくりゆっくり考えてください。すぐ相手のいいところが見つけられると思います。 イーストウエストのみなさんは心も形もいい人だと信じています。かわいいボンデギみたいだと思います。
一番大切なのは心でしょう。
これだけを忘れなかったら、きっとみなさんの日本の留学生活はよくなると思います。頑張りましょう。
最後に、これを教えてくれたボンデギ、ありがとね。