私の故郷はロシアのサハ共和国(ヤクーチア) マンモスの「主産地」、10年前には−70度を記録

これは、2009年7月にイーストウエスト日本語学校で行われたスピーチコンテスト午後の部の入賞作品です。

投稿者 マクシモワユリヤ(ロシア・サハ共和国)イーストウエスト日本語学校
2009年8月13日投稿

 みなさん、こんにちは。初めて私を見た人は、私がロシアから来たとは思わないでしょう。ふつうロシア人は背が高いし、目が大きいし、髪が明るいでしょう。でも私はぜんぜん違います。ロシアから来たと言ったらみんな驚いています。私の故郷のことを知っている人の数は少ないから、故郷について話したいと思います。まず、私の故郷ですが、ヤクーチアと言うところです。ヤクーチアはロシアの北の方に大きい範囲を占めていて、首都はヤクーツクです。

ホムス(口琴)を吹くユリヤさん(左写真)と、応援演説をするクラスメート

 ヤクーチアにはたくさんの天然資源がありますが、1番有名な資源はダイヤモンドです。このダイヤモンドからいろいろなアクセサリーを作っていて、それを売る店の数はたくさんあります。そしてこの製品をいろいろな国に輸出しています。

 また世界で1番寒いところはヤクーチアです。10年前に一番低い気温が記録されました。その時は−70度でした。でもふつうのヤクーチアの冬は約−50度です。その時外に出たら、髪が白くなったり、顔が赤くなったりします。そして、手袋をしなかったら手は氷のようになって動かなくなります。また手が切れて、なくなってしまうかもしれません。ふつう−50度以上だったら学校はありません。でも夏の時はとても暖かいです。気温は約+40度です。

 ところで、みなさん、昔のマンモスのことを知っていますか。マンモスの骨の残りはヤクーチアだけで見つかりました。それでいろいろな国からたくさん研究者がマンモスを見に来ます。2006年には日本の展覧会にヤクーチアからマンモスの頭が持って来られました。

 最後に、ヤクーチアの伝統と習慣についてお話しします。ヤクート人にとっていちばん大切な行事はイシエフです。イシエフというのは毎年6月にお祝いされる夏の祭りです。その日にヤクート人は伝統的な服を着たり、伝統的な料理を作ったり、自分の作ったお守りをお互いにあげたりしています。これがそのお守りです。昔からヤクート人は太陽の神様にお祈りするからこの姿の形は太陽みたいでしょう。昔の迷信にとってこのお守りをつけて悪魔と病気から心を守っています。あとイシエフに必要なものはホムス(口琴)という楽器です。では少し聞いて下さい。

 これで私のスピーチを終わります。ありがとうございました。

カテゴリー: 留学生の声 パーマリンク